トレーニング

合計は一番弱い種目が決める — 2連覇王者が弱点に投資した理由

要点

2026年のクロスフィット・ゲームズは史上最多の20種目で行われ、優勝者は1,318点で2位を27点差で退けた。最終種目は10位だったがそれで足りた — 圧倒ではなく、4日間を通じて上位を保った一貫性で勝ったのだ。彼がトレーニングの大半を配置したのは得意な領域ではなく、他の選手に比べて劣っていた最大筋力であり、重いリフト、補助種目の筋肥大作業、オリンピックリフティングがその中心だった。

2026年のクロスフィット・ゲームズは、個人部門として史上もっとも規模が大きかった。筋力や体操から持久力、スピード、パワーまで、フィットネスのほぼあらゆる次元を試す20の採点種目が組まれた。以前の大会は通常10〜12種目だった。

優勝者は1,318点で、2位との差は27点。ただし勝ち方が興味深い。圧倒的な種目優勝を積み上げたのではなく、4日間を通じて上位から落ちなかったことで勝った。最終種目の成績は10位で、それで十分だった。

トレーニングの大半をどこに置いたか

クロスフィットは筋力、体操、有酸素系種目が混ざっており、すべての領域に通じている必要がある。彼の自己評価はこうだ。有酸素系種目は十分に持ちこたえ、体操はかなり得意。そして最大筋力が他の選手に比べて足りない部分だ。

そのためトレーニングの大半がその弱点を中心に組まれた。重いリフト、多くの補助種目、より大きく強い筋肉をつくるための筋肥大作業、そしてオリンピックリフティング。得意なことをさらに伸ばすことに時間を使わなかった。

20種目という条件に合わせては、ボリュームを大きく増やし、トレーニングの範囲を広げた。坂を走り、水泳を増やし、トラックに出る頻度を上げた。何が出るか分からない大会に備えるやり方だった。

世代で変わった点

彼が挙げた過去と現在の違いも同じ方向を指している。かつての選手は与えられたワークアウトをできるかぎり激しく攻めるやり方だった。ペース配分や戦略と呼べるものはあまりなかった。いまの選手はワークアウトのあらゆる要素を分解して分析し、トレーニングプログラムと大会への取り組みにはるかに多くの思考を注ぐ。大きな飛躍が起きている理由はそこにあるという。

弱点優先の原則にも例外がある。痛みのある部位、けがから回復中の部位は「弱点」ではなく管理の対象だ。ここで言う弱点は、健康だが発達が遅れている領域を指す。

筋力スコアとの関係

相対筋力スコアはスクワット・ベンチプレス・デッドリフトの1RMの合計で計算される。この構造が導く結論は単純だ。どの種目に足した1kgでも合計への寄与は等しい。デッドリフトを200kgから205kgにする5kgと、ベンチプレスを70kgから75kgにする5kgは、点数の上でまったく同じだ。

ところがこの2つの5kgは値段が違う。すでに得意な種目の5kgには数か月かかり、発達が遅れている種目の5kgは数週間で出ることが多い。つまり合計基準で見れば、もっとも安い点数が置かれているのは一番弱い種目だ。

それでも多くの人は逆をやる。得意な種目をやるほうが気分がいいからだ。デッドリフトが強い人はデッドリフトの日を心待ちにし、ベンチの日を先送りする。2連覇王者のトレーニング配分が逆だったという事実は、それ自体が参考になる。いまの3種目の記録を計算機に入れてみれば、どの種目が合計を押さえつけているかがすぐに見える。

弱い種目にボリュームを足す方法は高ボリューム対高強度で扱った。

よくある質問

強みと弱み、どちらにトレーニングを配分すべきか?

合計で評価される競技では弱点のほうが効率が高い。2026年クロスフィット・ゲームズの優勝者も、有酸素系種目と体操はすでに強かったが、他の選手に比べて足りなかった最大筋力にトレーニングの大半を配置した。

なぜ弱い種目に足した重量のほうが価値があるのか?

ビッグ3の合計で計算するスコア体系では、どの種目に足した1kgでも寄与は同じだ。ところがすでに得意な種目で5kg上げるには数か月かかり、発達の遅れた種目では数週間で済むことが多いため、同じ点数をより安く得られる。

2026年のクロスフィット・ゲームズはどんな大会だったか?

個人部門として史上最大規模だった。筋力、体操、持久力、スピード、パワーを試す20の採点種目が4日間にわたって行われた。以前の大会は通常10〜12種目だった。

一貫性と圧倒、どちらが勝つのか?

合計制では一貫性だ。2026年の優勝者は種目優勝を積み上げたのではなく、4日間を通じて上位を保って勝った。最終種目10位でも27点差の優勝が守られた。

弱点トレーニングに例外はあるか?

ある。痛みがある部位やけがから回復中の部位は弱点ではなく管理の対象だ。ここで言う弱点は、健康だが発達が遅れている領域を指す。

出典: Men's Health Fitness

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