ローイングマシンは抵抗方式がプログラムを決める
要点
ローイングマシンを選ぶ基準は画面の大きさではなく抵抗方式とマニュアルモードの有無だ。空気(フライホイール)抵抗は強く引くほど重くなる可変式で、設定を触らずにインターバルが回り、競技やボックスの標準になっている。水抵抗はタンクの水量で強度を決め、音と感触が実際のボートに最も近いが水の管理が伴う。磁気・電子抵抗は最も静かな一方、クラス配信中心の製品にはフリーモードがなく自分でインターバルを組めない機種もある。使用者体重の上限は500〜700ポンド(約227〜318kg)と余裕がある。
抵抗方式は三つあり、それぞれ得意なトレーニングが違う。空気抵抗はフライホイールによる可変抵抗で、引く力に比例して重くなる。強度を変えるのに手を離す必要がないので、長い有酸素と高強度インターバルを同じセッションで行き来できる。クロスフィットや多くの競技がこの方式を標準にしている理由もそこにある。水抵抗はタンクの水量で基本強度を決め、ノブで調整できる製品もある。磁気・電子抵抗は動作音が最も小さく、集合住宅や早朝のトレーニングに向く。
なぜ「フリーモード」を先に確認するのか
クラス配信を中心に設計された一部の製品には、ユーザーが自分でワークアウトを作るモードがない。インストラクターのプログラムやゲーム化されたセッションは豊富だが、「2,000m×4本、レスト3分」のような自分の処方をそのまま入れられないということだ。リフティングのプログラムに有酸素を組み込む人にとって、これは小さな制約ではない — 強度と時間を自分で決められなければゾーン2の処方は守れない。逆に自分ひとりでは追い込めないタイプなら、クラス中心の製品のほうが合う。
体格の大きいリフターが見るべき点
- 体重上限 — 空気抵抗の標準機が500ポンド(約227kg)、木製の水抵抗機が700ポンド(約318kg)まで支える。100kgを超えるとほぼ規格外になるウォーキングパッドとはまったく状況が違う。
- シート高 — 座面を20インチ(約51cm)まで上げたモデルがある。床に近いシートより乗り降りが楽で、膝や股関節が硬い日に差が出る。
- フットペダルの幅 — 足板が広く間隔の空いた製品が大柄なユーザーに合う。狭い足板は足首を内側に寄せ、足のしびれを招く。
- ストラップ — 締めて外す時間はインターバルごとに繰り返される。片手で調整できるラチェット式が時間を節約する。
組み立てと手入れで分かれるもの
空気抵抗の標準機はネジ8本、約15分で組み上がり、二つに分割して収納できる。水抵抗機は定期的に水を処理しないとタンクにカビが生え、水を入れた状態で100ポンド(約45kg)を超える製品もあるため移動が面倒だ。画面のない製品ほど折りたたんで立てやすい点も、狭い住居では実質的な差になる。価格帯は木製の水抵抗機が約1,100ドル、画面なしの上位水抵抗機が約1,700ドルだ。
最後にプログラム配置の問題が残る。ローイングの推進力は脚から出る。上半身の運動に見えて実際にはレッグドライブとヒンジの反復なので、スクワットやデッドリフトのセッション直前に入れるとその日の重量が削られる。相対筋力スコアはビッグ3の1RMから計算されるのだから、ローイングはスコアを作るセッションを守る位置に置くのが正しい。
腰が敏感なら、疲労した状態でのローイングはとくに注意したい。疲れてくると膝が伸びきる前に背中が丸まる順序で崩れ、その姿勢が毎分20回以上繰り返される。フォームが崩れる地点で切り上げるほうがいい。
よくある質問
ローイングマシンの抵抗方式は何が違うのか?
空気抵抗は強く引くほど重くなる可変式で、設定を変えずにインターバルができ競技標準になっている。水抵抗はタンクの水量で強度を決め感触が実際のボートに近いが水の管理が必要だ。磁気・電子抵抗は最も静かである。
ローイングマシン選びでフリーモードはなぜ重要か?
クラス配信中心の製品には、自分でワークアウトを作るマニュアルモードがない機種がある。決めた距離とレストで自分のインターバルを回したり、ゾーン2の処方を守るにはマニュアル操作が必要だ。
ローイングマシンの使用者体重の上限はどれくらいか?
空気抵抗の標準機が約500ポンド(227kg)、木製の水抵抗機は約700ポンド(318kg)まで支える。ヘビー級のリフターにも余裕のある数字だ。
ローイングは脚の運動か上半身の運動か?
推進力の大半が脚から出る全身運動だ。そのためスクワットやデッドリフトのセッション直前に配置するとその日の挙上重量が落ちることがあり、下半身トレーニングとは時間を離すほうがいい。
水抵抗のローイングマシンは手入れが大変か?
定期的な水の処理が必要だ。処理しないとタンクにカビが生え、水を入れた状態で100ポンド(約45kg)を超える製品もあるため移動が面倒になる。その代わり音と感触は実際のボートに最も近い。
出典: Men's Health