回復

肩の痛み、加圧カール1回ですぐ軽くなった — 48人の交差試験で筋力も上がった

要点

非特異的な肩の痛みを持つ48人を対象にした無作為化交差試験で、低重量のバイセップスカールに血流制限(BFR)を加えた1回のセッションは、偽の加圧よりも肩の外旋最大筋力を大きく高め、標準化された肩の運動を続けた後もその差が残った。痛みはどちらの条件でも減ったがBFRのほうが大きく減り、棘下筋と三角筋中部の圧痛閾値はBFRの後でのみ上がった。効果は1回のセッション直後の急性の結果だ。

腕に加圧ベルトを巻いて軽いバイセップスカールを1回行うだけで、肩の痛みがすぐに減り筋力が上がった。原因がはっきりしない非特異的な肩の痛みを持つ48人を対象にした無作為化交差試験の結果だ。

試験はどのように行われたのか?

参加者はBFRセッションと偽の加圧(sham-BFR)セッションの両方を行った。24人ずつ順番を入れ替え、2つのセッションの間には7日の休止期間を置いた。各セッションは低重量のバイセップスカールから始め、標準化された肩の運動へと続けた。測定したのは押して痛みを感じ始める圧力(圧痛閾値)、肩の外旋最大等尺性筋力、そしてその筋力測定中と腕を横に上げる動作中の痛みの点数だ。

本物の加圧は偽の加圧より何が良かったのか?

  • 外旋筋力 — 運動直後(推定平均差0.058)と肩の運動を終えた後(0.042)の両方で、BFRのほうが有意に上がった。
  • 痛み — 外旋筋力の測定中と腕を上げる動作中の痛みはどちらの条件でも減り、BFRの後のほうが大きく減った。
  • 圧痛閾値 — 棘下筋(1.32)と三角筋中部(1.27)で、BFRの後でのみ有意に上がった。

肩が痛いリフターにとって何を意味するのか?

ベンチプレスやオーバーヘッドプレスで肩が引っかかる人にとって、軽い重量のBFR運動は痛みを刺激しにくい形で肩まわりを使うウォームアップになりうる。ただしこの研究が見たのは1回のセッション直後の効果だけだ。数週間続けて痛みが減り続けるのか、ビッグ3の記録が早く戻るのかには答えていない。痛みで記録が停滞しているなら、無理に重量を上げるより、その期間の記録に印をつけておくほうがマッスルインデックスの推移を読みやすい。BFRの仕組みと一般的な使い方は加圧トレーニングのまとめで扱った。

BFRはベルトの圧力を誤ると危険になりうる。血栓の既往や心血管疾患がある人は先に医師に相談する。痛みが2週間以上続く、または腕にしびれがある場合は、運動で耐えずに受診する。

よくある質問

加圧トレーニング(BFR)は肩の痛みを減らすのか?

非特異的な肩の痛みを持つ48人の無作為化交差試験で、低重量のバイセップスカールにBFRを加えた1回のセッションは偽の加圧よりも痛みを大きく減らした。棘下筋と三角筋中部の圧痛閾値もBFRの後でのみ上がった。

BFRを1回行うだけで肩の筋力も上がるのか?

この試験では、BFRセッション直後の肩の外旋最大等尺性筋力が偽の加圧より有意に上がり、標準化された肩の運動を続けた後も差が保たれた。ただし測定はセッション直後の急性効果だ。

肩の痛みの研究ではBFRをどの運動で行ったのか?

腕に加圧ベルトを巻き、軽い重量でバイセップスカールを行った後、標準化された肩の運動を続けた。比較条件は同じ運動を実際の圧力なしで行う偽の加圧(sham-BFR)だった。

肩が痛いときにBFRを行っても安全か?

適切な圧力なら低重量で関節への負担は小さいが、血栓の既往や心血管疾患がある人は先に医師に相談する必要がある。痛みが2週間以上続く、またはしびれがある場合は受診が先だ。

出典: PubMed

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