研究

筋トレは何時が得か?絶好調の時間を選んでも12週間の上積みはなかった

要点

平均67歳を対象にした12週間の無作為化試験で、力が最も出る時間と最も出ない時間に鍛えた群の等尺性ミッドサイプルの差は0.06 N/kgだった。信頼区間は-0.76〜0.88で、好調な時間に合わせる意味のある利点は確認されなかった。筋トレは続けられる時間を選び、筋力指数を比べるビッグ3の1RM測定は同じ時間帯にそろえるのが実用的だ。

一番力が出る時刻を狙って鍛えても、12週間後の成果に明確な上乗せはなかった。PubMedに掲載された高齢者の無作為化試験では、好調な時間と不調な時間に鍛えた群の筋力・除脂肪量の指標は差がほぼゼロだった。通いやすい予定を動かしてまで狙うべき時間は、この結果からは見つからない。

好調な時間は本人の感覚で決めたのか?

4日間にわたり8時・12時・16時・20時に筋力を測り、各自の最高・最低の時間を決めた。単一施設の二重盲検試験で、108人を最高時刻の訓練群・最低時刻の訓練群・非訓練対照群へ2:2:1で無作為に割り付け、93人を解析した。女性は41%、平均年齢は67歳、BMIは24.3だった。

週にどれくらい鍛えたのか?

最初の2週間は慣熟、その後の10週間は段階的に負荷を高める構成だった。指導者の監督下で週2回の全身トレーニングを行い、毎回5種目を各3セット、8〜15回ずつ実施した。さらに週1回、最高酸素摂取量の60%で30分間の自転車運動を加えた。介入に関連する重篤な有害事象は報告されていない。

「ほぼ差なし」はどの程度の数字か?

主要評価項目の等尺性ミッドサイプル(IMTP)では、最高時刻群から最低時刻群を引いた差が0.06 N/kg、信頼区間が-0.76〜0.88だった。握力の差は-0.21、DXAで測った四肢除脂肪量指数(ALMI)の差は0.03 kg/m²で、区間は-0.09〜0.15だった。好調な時間の優位性を示せなかったのであって、全員の変化が完全に同じだったという意味ではない。

それでも1RMを測る時刻はそろえるべきか?

1RM測定の時間帯を扱った記事では、最高記録が午後遅くに集まる点を紹介した。一度の最大出力は時刻で動き得るが、今回の12週間の適応では好調な時間の利点は確認されなかった。普段は無理なく通える時間に鍛えよう。ビッグ3の1RMには測定時刻も残し、次回も同じ時間帯に測れば、筋力指数の変化をより公平に比べられる。

参加者は平均67歳の高齢者で、プログラムは中程度の強度だった。若い熟練リフターは対象ではなく、その集団の高強度トレーニングにも同じ結論が当てはまるとはいえない。

よくある質問

自分が最も好調な時間に鍛えると筋力はもっと伸びるのか?

平均67歳を対象にした12週間の試験では、最も力が出る時間に鍛えても、最も出ない時間に対する意味のある利点は確認されなかった。IMTPの群間差は0.06 N/kg、信頼区間は-0.76〜0.88だった。

試験では最高・最低の時間をどう決めたのか?

4日間にわたり8時・12時・16時・20時に筋力を測定した。各参加者の結果から、最も力が出た時間と最も出なかった時間を選んだ。

筋力指数を比べるための1RMはいつ測ればよいか?

ビッグ3の1RMは毎回同じ時間帯に測り、その時刻も記録するのがよい。一度の最大出力は時刻の影響を受け得るため、測定時間をそろえると筋力指数の推移をより公平に比べられる。

若い熟練リフターにも当てはまるのか?

この試験は平均67歳の高齢者が中程度のプログラムを行った結果だ。若い熟練リフターを調べていないため、その集団でも時間帯による差がないとは断定できない。

出典: PubMed

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