冷やしたご飯・じゃがいもの難消化性でんぷん、血糖には利点でも減量効果は過大
要点
ご飯やじゃがいもを冷やすと、でんぷんの老化によって一部が難消化性でんぷんになり、再加熱しても形成済みの分は失われない。消化されるでんぷんの一部を置き換えれば食後血糖の上昇を抑えうるが、減量に意味のあるカロリー差は期待しにくいため、食事計画と記録は従来の基準を保つ。
冷やしたおにぎりや作り置きのじゃがいもには、食後血糖の面で利点がありうる。ただし、冷やせば低糖質食品になるわけではない。Men's Healthが減量効果の限界として挙げるのは、難消化性に変わるでんぷんが一部にとどまる点だ。冷蔵したことを理由に摂取カロリーを差し引かない。 温かい状態との差を、減量に有効なエネルギー赤字として扱うのは難しい。
温め直しても難消化性でんぷんは残るのか?
炊いたご飯や調理済みのじゃがいも、パスタを冷蔵・冷凍すると、でんぷん分子が並び直す老化が起こり、消化酵素で分解されにくくなる。形成量は食品、でんぷんの組成、調理法、冷却時間によって変わる。再加熱しても、すでに形成された難消化性でんぷんは失われない。難消化性でんぷんには5種類があり、2種類は食品に存在し、残る3種類は調理・冷却や化学的な処理で作られる。
腸と食後血糖にはどう働くのか?
難消化性でんぷんは小腸で消化されず、大腸で腸内細菌の発酵に使われる。そこで生じる酪酸・酢酸・プロピオン酸などの短鎖脂肪酸は、腸のバリア維持や炎症の調節に関わる。消化されるでんぷんの一部を置き換えると、食後に血液へ入るブドウ糖を減らせる可能性もある。糖尿病や糖尿病予備群では、この血糖面の利点が役立つ可能性がある。
減量中のリフターはどう食べて記録するか?
fairliftでトレーニングを振り返りながら減量を進めるなら、冷蔵ご飯も普段の基準でカロリーと炭水化物を計算する。トレーニング前後に食べる分も同じ計画に含める。脚トレ前の炭水化物の配分を考える際も、冷やした分を帳消しにはしない。腸や血糖への利点は付加的なもので、冷却そのものを減量の手段にはしない。
食品から取り入れるなら、豆・レンズ豆、オーツ麦・大麦、全粒穀物、種子類が選択肢になる。青いバナナやキクイモにも含まれる。サプリメントでは発酵に伴うガス、腹部の張り、腹部のけいれんが起こることがあり、耐えられる量にも個人差がある。多く取るほどよいとは考えない。
食中毒を防ぐため、調理済みのでんぷん食品は冷蔵庫で冷やす。難消化性でんぷんを増やそうとして、ご飯やじゃがいもを室温に放置しない。
よくある質問
冷やしたご飯なら減量中の摂取カロリーを少なく記録してよいか?
難消化性に変わるのはでんぷんの一部で、減量に意味のあるカロリー差は期待しにくい。カロリーと炭水化物は従来の基準で計算し、トレーニング前後の分も含める。
冷蔵ご飯を温め直すと難消化性でんぷんは失われるか?
冷却中に形成された難消化性でんぷんは、再加熱しても失われない。形成される量は食品や調理・冷却の条件によって変わる。
難消化性でんぷんは腸の健康と食後血糖にどう作用するか?
大腸での細菌による発酵で、腸のバリア維持や炎症の調節に関わる短鎖脂肪酸が生じる。消化されるでんぷんの一部を置き換えると食後のブドウ糖流入を減らせる可能性があり、糖尿病や糖尿病予備群で役立つ可能性がある。
難消化性でんぷんを取るにはサプリメントが必要か?
豆・レンズ豆、オーツ麦・大麦、全粒穀物、種子類、青いバナナ、キクイモからも取れる。サプリメントはガス、腹部の張り、腹部のけいれんを招くことがあり、耐性には個人差がある。
出典: Men's Health