トレーニング

スクワット前に1RMの110%を10秒保持、1分休むとバーが速くなった

要点

筋トレ経験者14人が1RMの110%で10秒間の保持(超最大等尺性ホールド)を行い、1分休んでからスクワットをすると、1RMの60%と80%のどちらでも平均推進速度が保持なしより約0.05m/s速くなり、80%では力の立ち上がり速度も高まった。休憩を5分に延ばすと効果はほとんどなく、左右の力の差やバランス指標はどの条件でも悪化しなかった。

本番セットの前に挙げずに支えるだけでも、スクワットは速くなりうる。筋トレ経験者14人を対象にした実験で、1RMの110%を10秒保持し1分休んでからスクワットをすると、1RMの60%と80%のどちらでも平均推進速度が対照条件より約0.05m/s上がった。

超最大等尺性ホールド(SMH)はどうやるのか?

1RMより重いバーをラックから外し、立った姿勢のまま動かさずに支える方法だ。この研究では1RMの110%を10秒間保持した。しゃがむ動作はしないので、挙げられない重量でも支えることはできる。研究チームは1分休憩、5分休憩、保持なしの3条件を6回のセッションで比較した。

何がどれだけ変わったのか?

  • 1分休憩 — 60%と80%のスクワットどちらでも平均推進速度が有意に上がり、80%では力の立ち上がり速度(RFD)も高まった。80%のピーク求心性筋力も上がったが、統計的有意にはわずかに届かなかった(p=0.056)。
  • 5分休憩 — 効果はほぼなかった。
  • 安定性 — 左右の脚の力の差と足圧中心の指標は、どの条件でも変わらなかった。

自分のスクワットにどう取り入れるか?

コストのかからない方法なので、ウォームアップの最後に試す価値はある。要点は保持のあと1分だ。5分休むと効果が消えたので、保持したらすぐ重量を替えて本番セットに入る。必ずセーフティーバーを立った姿勢のすぐ下に合わせたパワーラックの中で行う。記録には保持重量と休憩時間も残しておくと、その日の速度や回数が伸びたときに理由を区別できる。アイソメトリック自体の長期効果はアイソメトリックでも筋肉は育つで扱った。

1RMを超える重量を扱う方法だ。必ずセーフティーバーを設置したラック内で行い、腰や膝に痛みがあるときはやらない。この結果は14人を対象にした1回のセッションの効果で、長期的な1RMの向上を示すものではない。

よくある質問

超最大等尺性ホールド(supramaximal isometric hold)とは何か?

1RMより重いバーを立った姿勢で動かさずに数秒間支える方法だ。ある研究ではスクワット1RMの110%を10秒間保持した。

スクワット前に重いホールドをするとどれくらい速くなるのか?

筋トレ経験者14人の実験で、1RMの110%を10秒保持し1分休んでからスクワットすると、1RMの60%と80%のどちらでも平均推進速度が約0.05m/s速くなった。

ホールドのあとどれくらい休めばよいか?

この研究では1分休憩だけに効果があり、5分休憩ではほとんど効果がなかった。保持したら短く休んで、すぐ本番セットに入る。

1RMより重い重量を支えるとフォームが不安定にならないか?

この実験では、左右の脚の力の差と足圧中心の指標はどの条件でも変わらなかった。ただし1RMを超える重量なので、セーフティーバーを設置したラック内で行う必要がある。

出典: PubMed

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