高タンパク食は腸内細菌の豊富度を下げた — 運動では戻らなかった
エネルギーの60%をタンパク質にしたマウスで腸内細菌の豊富度が低下し、8週間のレジスタンストレーニングを加えても群集全体は回復しなかった。運動が変えたのはパフォーマンスだった。
血糖を下げる運動量は週704 METs・分で頭打ちになった
高齢の2型糖尿病患者をまとめた用量反応メタ分析。HbA1cの低下は週704 METs・分付近で最大となり、それ以上増やしても曲線は上がり続けなかった。
スマートリングは睡眠の推移に強く、セット記録は取れない
Oura Ring 5は第4世代より40%小さくなり、充電間隔が8〜9日に延びた。それでも残る限界はサイズではなく、受動的な追跡という性格そのものだ。
COPDは筋肉の問題でもある — 重度の閉塞があっても筋トレは可能だった
慢性閉塞性肺疾患は肺だけの問題ではなく筋肉の問題でもある。レジスタンス運動は重度の気流閉塞と強い呼吸困難があっても実施可能だった。
50代の脚はバーベルスクワットよりスプリットスクワットが良い
50代以降に筋肉をつける第一の規則は怪我を避けることだ。両側のバーベルスクワットを片側のスプリットスクワットに替えると、刺激は残り脊柱の負担が抜ける。
慢性炎症は有酸素と筋トレを併用したときに最も大きく下がった
ランダム化比較試験28件をまとめたネットワークメタ分析。メタボリックシンドローム患者ではCRPもTNF-αも併用トレーニングが1位で、筋トレ単独はIL-6の順位でのみ上位だった。
運動で大きくなった心臓と病んだ心臓は、RNAの段階で違う
心肥大は一つの現象ではない。運動性肥大と病的肥大を区別するlncRNAが心臓で確認され、その一部は「抗肥大記憶」を残す。
キャットカウは回数ではなく、片方向2〜3秒で行う
キャットカウは回数ベースの種目ではない。片方向に2〜3秒を使い、脊柱と肩甲骨を一緒に動かして初めて可動域が実際に開く。
抗がん剤治療中に生物学的老化が加速し、筋力トレーニング群だけその加速が止まった
大腸がん患者を無作為割付した試験で、6か月間のGrimAge老化加速は通常ケア群でのみ0.45 SD上昇した。筋力トレーニング群では有意な加速が見られなかった。
筋力トレーニングは6分間歩行を68.5m伸ばしたが炎症値は動かさなかった
有酸素と筋力トレーニングは互いの代替にならない。11件のメタ分析を束ねたアンブレラレビューで、両者が買った結果はほとんど重ならなかった。
水中トレーニングも転倒リスクを下げる — 陸上トレーニングと差はなかった
31編・1,702人を集めたメタ分析で、水中トレーニングはバランスと筋力を大きな効果量で改善した。陸上トレーニングと直接比較すると有意差はなかった。
自重ジャンプ訓練に血流制限を足したら大腿直筋の動員量が上がった
自重プライオメトリクスだけの群と、そこに血流制限を加えた群を8週間比較した。膝トルクは両群とも伸び、差が出たのは股関節と大腿直筋だった。
食物繊維は1日38g、キャベツ1.5カップでその20%が埋まる
キャベツは1カップに食物繊維約5g、10kcalあたり1gの密度だ。1.5カップ約75kcalで1日の目標の20%を、熱量をほとんど使わずに埋められる。
電解質パウダーは1時間あたりナトリウム500mgを基準に選ぶ
市販の電解質パウダーの1回分ナトリウムは300mgから1,000mgまで3倍以上開く。空調の効いたジムで90分程度持ち上げる人に必要なのは、その下側だ。
抑うつ改善は週801 MET・分で頭打ちになり、それ以上増えなかった
運動量と気分の関係は直線ではなかった。無作為化比較試験31件・2,247人のデータで、曲線は中程度の用量で寝てしまう。
肥大型心筋症205人で運動は最大酸素摂取量を2.3引き上げた
心臓の壁が厚くなる病気なら運動を控えるべきだ、という前提がデータで揺らいだ。筋力トレーニングを混ぜた条件も有酸素単独と結果は同じだった。
不眠、睡眠時無呼吸、リズムの乱れは同じ睡眠問題ではない
有酸素、抵抗運動、マインドボディを分けて整理した総説だ。3つが睡眠に届く経路は、体温調節・神経化学・内分泌シグナル・自律神経バランスの4つで重なり合っている。
妊娠高血圧のリスク群に出せる運動処方はまだない — 17年で13本
妊娠高血圧腎症などのリスク群・診断群を対象とした構造化運動の研究は、2008〜2025年で13本しかなかった。方向はおおむね良好だが、強度の定義と安全基準がばらばらで処方を作れないというのが結論だ。
成長期の減量は、一生使う筋肉と骨の上限を下げうる
GLP-1薬は小児・思春期の肥満で体重と心代謝指標を確実に改善する。問題は、その時期が筋肉と骨が最も速く蓄積される唯一の区間と重なることだ。
逆さ吊り器具は腰痛を減らさなかった、RCT32件2,762人の結論
牽引療法を検証した無作為化比較試験32件を統合すると、痛み・機能・復職のいずれにも有意な効果はなかった。しかも逆位では眼圧が数秒で約2倍になる。
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